📢 レガスピ発!オーナーの独り言:地元を揺るがす汚職事件の衝撃

 



2025年11月24日 月曜日。

日本では「勤労感謝の日」の振替休日で、ゆったりとした朝をお過ごしの方も多いのではないでしょうか?

一方、私の住むフィリピン、ここレガスピ市では、世間を騒がせている大規模な汚職事件の話題で持ちきりです。特に逮捕状が出た人物が地元と深く関わっているため、市民の関心は非常に高いです。


🚨 洪水対策汚職スキャンダル:ついに逮捕状発令!

先週金曜(11月21日)、フィリピンの特別反汚職裁判所(サンディガンバヤン)は、国を揺るがす洪水対策事業をめぐる汚職事件に関して、ついに複数の逮捕状を発行しました。これが連日、現地のトップニュースとなっています。

📌 事件の核心

項目

詳細

逮捕状対象者

元Ako Bicol党リスト議員のザルディ・コー氏、公共事業・高速道路省(DPWH)高官ら、および民間建設会社サンウェスト社役員など、合計16名~18名

地元との関連

コー氏はレガスピ市周辺を基盤とする政治家であり、大型リゾートやショッピングモールを経営する地元の名士でもあります。

容疑

約2億8,950万ペソ相当の洪水対策プロジェクト(東ミンドロ州)における公的資金の横領、文書偽造、および反汚職法違反。

特筆事項

汚職の規模が大きいため、一部の被告には**保釈なし(nonbailable)**の容疑がかけられています。

🔍 最新の状況と地元の噂(11月24日現在)

  1. 大統領の動き: マルコス大統領は逮捕状発令を受け、SNS上で「もはや躊躇せず、直ちに逮捕を実行せよ。正義は動き出した」と警察当局に厳しく指示しています。

  2. 逮捕状況:

    • DPWHの技術者1名(デニス・アバゴン氏)はすでに逮捕されましたが、主要被告であるザルディ・コー氏らは所在不明で、警察が行方を追っています。

    • 彼の周囲では、「アメリカ訪問中に事件が問題化し、アルバイ州内でも未実施の道路工事が完了したことにされていた事例が発覚したため、彼は現在フィリピンへの帰国ができずにいる」という噂が広まっています。

  3. 事件の背景: この汚職疑惑は、総額5,000億ペソを超える洪水対策プロジェクトの約1万件に不正や架空工事があった疑いから始まり、大規模な反政府抗議活動を招いた、まさに国民の怒りの象徴のような事件です。

💔 「Ako Bicol党」が問われるもの

今回、逮捕状が出たのが元Ako Bicol党議員であることから、この政党リスト団体も国民の厳しい目に晒されています。

項目

Ako Bicol党をめぐる論争

建前上の目的

ビコール地方の貧困層や周縁化された人々の利益を代表すること。

現実

実際には、コー氏のような富裕層や地元の政治的王朝によって支配されているという批判が長年存在していました。

この事件は、「Ako Bicol党」が汚職と政党リスト制度の悪用を象徴する存在として、国民の大きな注目を集めています。地元では、次の選挙では「Ako Bicol党」関係の首長や議員は厳しく落選の審判を下されるだろうという見方が大勢を占めています。

フィリピンの未来にとって、この司法の動きが汚職撲滅の確かな一歩となることを、私たちレガスピ市民も心から願っています。


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